1999年
- 米国商務省統計局は1998年の世界人口統計でアフリカ諸国の平均寿命がエイズのために25年短くなっていると発表。
- 国連エイズ合同計画は、アジアでの昨年のエイズ感染者は140万人と急激に増加していると発表。
- 米国アラバマ大学がHIVはチンパンジーが起源と英国科学雑誌ネイチャーに発表。
- 米国ジョン・ホプキンズ大学の研究チームは、体内に侵入したエイズウイルスは強力な薬で抑え込んでも60年も生き続けると発表。
- 米国疾病対策センター(CDC)は、新薬によるカクテル療法によりエイズによる死亡者が1997年には37,000人から40%減り21,000人に、98年には17,000人と鈍化してきたと発表。
- 日赤血液センターでHIV抗体検査に核酸増幅検査(NAT)を導入。
- 献血由来血液で1人のHIV感染が確認される(現在までに5人)。
- 献血者10万人当たりのHIV抗体陽性者はこの10年で10倍に増加。
- 国内のHIV感染者は累計で4671人、エイズ患者は2114人(8月末現在)。
- 米国国立アレルギー感染研究所は西暦2000年には世界のHIV感染者は4000万人を突破すると発表。
- WHOと国連エイズ計画はエイズによる世界の死亡者は1600万に達し、エイズ感染者は累計で5000万人になると発表。
- 1999年上半期の国内のHIV感染者は375人となり、過去最多になるとエイズ動向委員会が発表。
- エイズ動向委員会は異性間の性的接触で10代の女性の初めての感染者を確認と発表(10月末現在)。
- WHOは旧ソ連諸国でのHIV感染者が2倍に増加し、今年だけで世界のHIV感染者は560万人、死亡者は過去最高の260万人に達したと発表。
1999年の年表│エイズの歴史|新 医学と切手の極意