2003年
- HIV感染拡大防止のために、麻薬使用者に政府が注射器の支給を提案(インドネシア)。
- G型肝炎ウイルスがエイズ進行を遅らせると米国立アレルギー感染症研究所が発表
- 妊婦のエイズ抗体検査の受診率の都道府県による地域差拡大(0.1〜100%)と厚生労働省研究班が発表。
- 国内のHIV感染者は3年後には22,000人、発症患者は5,000人になると厚生労働省研究班が予測発表
- 薬剤の効かない薬剤耐性HIVが国内で増加していると厚生労働省研究班が発表
- HIV感染が判明後、妊娠した30代の女性2人が無事出産。
- HIV感染者がロシアで急増(90年代半ばの汚染注射器の使い回しが感染拡大原因)。
- 輸血を受けた50代男性がHIVに感染(NAT検査すり抜け)。
- 中国のHIV感染者84万人、発病者8万人。
- 87〜02年までにHIV感染が判明した妊婦は275人と急速増加
- 世界のHIV感染者は03年末で4,000万人、死者は年間300万人と国連エイズ計画が発表。
2004年
- 03年のHIV感染者が過去最多の627人になったと厚生労働省のエイズ動向委員会が発表。
- 03年の献血者からも過去最多の87件が陽性となる
- HIV感染血液のすり抜け防止対策で、日赤は従来50人プールのNAT検査を20人プールに変更。
- 中国で売血によるHIV感染者が急増
- 3〜6月までの3ケ月で、HIV感染者が過去最高の196人と厚生労働省エイズ動向委員会発表。
- 04年1〜6月までに献血者から45件のHIV感染者を検出、昨年同期の2倍となる
- 過去25年間でエイズによる死亡者が2,000万人を超えたとWHO発表。
- HIV感染に気づかず治療が遅れての死亡者が02年で29人と読売新聞が報道。
- 高校生の11%がクラミジアに感染していると旭川医大が発表。
- 日赤献血者情報管理システムの不都合で、HIVが混入している恐れのある血液4人分が誤って出荷される。
- タイ国際エイズ会議で、エイズ拡大が深刻なアジア・アフリカへの抗ウイルス剤の供給を認めるよう製薬メーカーへ提案。
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2003年、2004年の年表│エイズの歴史|新 医学と切手の極意